不動産投資における回収期間。これは、出資した自己資金がどれだけの期間で回収できるかという事です。期間=自己資金額÷年間のキャッシュフロー、と計算する事が出来ます。また、この期間の事をPB(ペイバック)と言ったりもします。この期間が短ければ短い程、投資のスピードは必然的に早くなるといえます。低所得者と高所得者では低所得者の方が不動産購入後の赤字が大きくなり、税率が低く、還付額が少なく、期間が長くなると言われております。自己資金や不動産物件の金額だけではなく、事前に税金・税率などの勉強も必要になってきます。

中古物件の方が回収期間が短くなる

中古物件の方が回収が早いのは事実です。理由は、現状の住宅査定価値は一年経過する毎に概ね10%を目安とし、急速に低下する仕組みなのです。これを単純に計算すると10年で住宅の査定価値を失うこととなるのです。住宅価格査定とは、中古住宅を扱う専門家が目安としている基準です。仮に、新築時2000万円で購入し、新築後8年を経過した住宅の査定価値は80%引きとなりますので、400万円となるのです。けれど、実取引の現場では、建物全般における瑕疵や、美観等に配慮し、プラス要因がある場合には、価格に若干の上乗せし、取引されるのが通常です。日本の住宅事情にはこのような仕組みが存在しているので「中古住宅は回収が早い」と言われている理由なのです。